8月29日-9月2日に東北大学で開催された日本第四紀学会2024年大会において、吉池奏乃さんが学生口頭発表賞,山根悠輝さんが学生ポスター発表賞をそれぞれ受賞しました。
学生口頭発表賞
受賞者:吉池奏乃(地学専攻博士課程前期2年)
発表タイトル:海岸平野における津波侵食地形の調査とその形成に係る水理量の評価
学生ポスター発表賞
受賞者:山根悠輝(地学専攻博士課程前期2年)
発表タイトル:ストリームパワーモデルに基づく活断層の活動度推定:坪沼断層の例
8月29日-9月2日に東北大学で開催された日本第四紀学会2024年大会において、吉池奏乃さんが学生口頭発表賞,山根悠輝さんが学生ポスター発表賞をそれぞれ受賞しました。
学生口頭発表賞
受賞者:吉池奏乃(地学専攻博士課程前期2年)
発表タイトル:海岸平野における津波侵食地形の調査とその形成に係る水理量の評価
学生ポスター発表賞
受賞者:山根悠輝(地学専攻博士課程前期2年)
発表タイトル:ストリームパワーモデルに基づく活断層の活動度推定:坪沼断層の例
第65回高圧討論会で、高橋直生さんが第65回高圧討論会ポスター賞を受賞しました。
受賞者:高橋直生(地学専攻 博士課程前期2年)
発表タイトル:中性子回折・イメージングによる液体鉄中の水素量の測定
関連記事 : https://www.sci.tohoku.ac.jp/news/20241118-13475.html
地球温暖化により、私達に身近な動植物の生息域の変化が、既に世界中で多く報告されています。
当専攻の黒柳 あずみ准教授らの国際研究チームは、過去100年間の世界中の海洋プランクトンのデータベースを解析し、その個体数が過去80年だけで約24%(24.24±0.11%)減少していることを明らかにしました。地球温暖化に伴い、より低温の場所へ年10キロ移動し、生息域を変化させていますが、今後、特に熱帯域では、生息域の変化だけでは絶滅を免れない種が出ることが予想されます。
今回の成果の基となったデータベースは、フランスの生物多様性研究財団(FRB)の生物多様性統合解析センター(CESAB)のプロジェクト(FORCIS)により作成されました。海洋プランクトンは地球上の炭素循環にとっても重要な生物です。データベースの作成には、日本人研究者らの研究成果が大きく貢献しています。
本研究成果は2024年11月13日(現地時間)に科学誌Natureに掲載されました。
詳細はこちら
10月30日、天皇皇后両陛下主催による令和6年秋の園遊会が赤坂御苑(東京都港区)において催され、当専攻の大谷栄治名誉教授が出席しました。
太古の生物が、現在の生物と同じ元素を使って生息していたのかどうかはよくわかっていません。
本専攻の石田章純助教をはじめとする研究チームは、約19億年前の微生物の化石(微化石)を用いた新しい分析手法を開発しました。この手法は、従来困難だった微化石内部の微量元素を高精度かつ高解像度で検出するもので、特にリン脂質に由来する細胞膜中のリンと、代謝の痕跡である酵素に関連するモリブデンの検出に世界で初めて成功しました。これにより、約19億年前の微生物にも、現代のバクテリアと同様の細胞膜と代謝をすでに獲得していた直接的な証拠を示すことができました。
本研究成果は、生命の進化過程を解明する上で重要な手がかりを提供します。将来的には、この手法をより古い地質時代の試料に適用することで、初期地球の生命進化の研究に大きな進展をもたらすことが期待されます。
本成果は9月20日18時(日本時間)、科学誌Scientific Reports に掲載されました。
9⽉18⽇-20⽇に金沢大学で開催された日本地球化学会 第71回年会において、角南沙己さんが学生優秀賞を受賞しました。
この賞は、きわめて優れた口頭・ポスター発表を行った日本地球化学会学生会員に授与されるものです。
角南沙己(地学専攻博士課程前期1年)
発表タイトル: LON 94101 隕石と模擬実験生成物の糖含有量分析で探る小惑星水質変質の糖に対する影響
2024年9月12(木)-14日(土)に名古屋大学で開催された日本鉱物科学会2024年度年会において、松本恵助教が日本鉱物科学会研究奨励賞を受賞しました。
この賞は鉱物科学およびその関連分野において顕著な研究業績をあげた若手の会員に対し、研究の奨励を目的として贈られる賞です。
2024年の日本地質学会研究奨励賞を地学専攻の福島諒さんと東北アジア研究センターの吉田聡研究員が受賞しました。
この賞は「地質学雑誌」あるいは 「Island Arc」に優れた論⽂を発表した満32才未満の会員に贈られます。
福島 諒(博士課程後期3年; 地殻化学グループ)
Fukushima, R., Tsujimori, T., Aoki, S., and Aoki, K., 2021, Trace-element zoning patterns in porphyroblastic garnets in low-T eclogites: Parameter optimization of the diffusion-limited REE-uptake model. Island Arc, 30, e12394.
吉田 聡(学術研究員; 地殻化学グループ)
Yoshida, S., Ishikawa, A., Aoki, S., and Komiya, T., 2021, Occurrence and chemical composition of the Eoarchean carbonate rocks of the Nulliak supracrustal rocks in the Saglek Block of northeastern Labrador, Canada. Island Arc, 30, e12381.
9月8-9日に山形大学で開催された日本地質学会第131回学術大会で地学専攻の多数の学生が、優れた学生会員の発表に対して授与される学生優秀発表賞を受賞しました。
島田知弥(博士課程前期2年; 断層・地殻力学グループ)
X線光電子分光法(XPS)を用いた断層破砕帯中の酸
辻本大暉(博士課程前期1年; 地質・古海洋グループ)
重鉱物元素組成による紀伊半島の中期中新世火砕流堆
志関弘平(博士課程後期1年; 地殻化学グループ)
高圧変成蛇紋岩中の変成かんらん石を切る極細粒含水か
福島諒(博士課程後期3年; 地殻化学グループ)
アルマンディンざくろ石の局所U–Pb年代で読み解く海
原田浩伸(博士課程後期3年; 地殻化学グループ)
四国中央部三波川帯産泥質片岩に含まれる炭質物の顕
放射光粉末X線回折測定の岩石学的研究への導入:四国
武田与(博士課程前期1年; 炭酸塩堆積学・地球化学グループ)
鹿児島県沖永良部島に分布する琉球層群の層序
葭井功輔(博士課程後期1年; 炭酸塩堆積学・地球化学グループ)
オーストラリア北西沖大陸棚で採取された間隙水の水素