太陽系の「石のタイムカプセル」の”模様”を数値計算で再現!〜小惑星や隕石に含まれる不思議な形をした鉱物の結晶成長過程の解明へ〜

名古屋市立大学 三浦均准教授、本専攻 中村智樹教授、森田朋代さん、渡邉華奈さん、中国科学院・立命館大学 土`山明教授、北海道大学 木村勇気教授、宇宙航空研究開発機構 小山千尋研究開発員らの共同研究グループは、小惑星や彗星、隕石などの地球外物質に含まれるミリメートルサイズの球状粒子「コンドリュール」が溶融状態から急冷凝固する過程の数値シミュレーションを行い、特異な形の鉱物「棒状カンラン石」の結晶成長過程を世界で初めて理論的に再現しました。本研究成果により、今後、国際宇宙ステーションにおける微小重力環境下でのコンドリュール再現実験と合わせて、初期太陽系における物質進化過程や惑星形成過程の理解が飛躍的に進むことが期待されます。

本研究成果はScienceの姉妹誌である「Science Advances」(令和7年5月24日付)に掲載されました。

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