先輩からのメッセージ

先輩からのメッセージ

先輩の皆さんが、地球科学系・地学専攻で学ぶ魅力を語ってくれました。好きな分野の研究に、自分らしく、のびやかに取り組んでほしいと、口々にメッセージしてくれました。

八木澤 陶史

地球のことをもっと知りたい。
そう思うあなたはすでに研究者です。

八木澤 陶史

「温故知新」という言葉をご存知でしょうか? 「昔のことをよく知り、そこから新しい知識を得る」という意味ですが、「過去を知らずして、未来は計りえない」と言い換えることもできます。地球科学という学問はまさにこの言葉の通りで、「地球の過去を探り、地球の現在を知り、地球の未来を見据える」という学問です。
僕が専門とする気候学もこの例外ではありません。気候学の重要なテーマの1つである地球温暖化も、過去のデータを調べることから始まり、地球の未来を守ろうと、世界中の研究者たちが思考を巡らせているのです。そして、自分もその一員であると自負しています。
「地球のことをもっと知りたい」という気持ちさえあれば、すでに立派な研究者です。その探究心を大切にして、一緒に地球の過去をひも解いてみませんか?

石田 章純

自然を相手に学問することは難しい反面、
やりがいがあります。

石田 章純

地球惑星物質科学科はその名のとおり、地球と太陽系惑星に関することなら何でもやれるところです。
例えば、僕の所属する研究室では、生命の起源と進化に関する研究をしています。地球上で最も古い生物の痕跡が残る岩石の分析や、隕石衝突の再現実験で無機物から有機物を合成するなど、ここでしかできないオリジナルの研究を行っています。そして、その隣の研究室では隕石や火星のことを研究しているし、そのまた隣では土壌汚染や環境問題の研究をしています。こんな感じで、いかにも地学的な内容からそうでもないものまでを、実に幅広く扱っています。
自然を相手に学問をすることはとても難しい反面、やりがいがあり楽しい作業です。興味があったら気軽に研究室に遊びに来てみてください!

鳥居 洋

「地球とは何か?」の追求へ、
地球上で起きた出来事を研究。

鳥居 洋

地球はおよそ46億年前に誕生し、生命が誕生したのは36億年前、生物の爆発的な進化が始まったのは5億4000万年前と言われています。2億5000万年前には大規模な気候変動があり、それを機に始まった恐竜の時代も6500万年前には終わりを告げました。これら地球がたどってきた軌跡は、全て地球自身に記録されています。
私たち地圏環境科学科では、このような過去に地球に起こった出来事、そして今起こっている出来事を研究しています。地層はもとより山にある岩石も、海からの貝殻も、昨日降った雨さえも、私たちにはサンプルに成り得ます。それらが持つ情報から『なぜ地球は今のようになったのか? 』『地球とは何か? 』を研究しているのです。
研究内容は幅が広いので、やりたいことが、きっと見つかると思いますよ!

鎌田 誠司

大学院生の研究を
支援する制度が充実しています。

鎌田 誠司

私は博士後期課程の学生ですが、その一方で独立行政法人日本学術振興会に特別研究員として採用されています。学術振興会からは研究奨励費や研究費が支給されるため、私はアルバイトをすることなく諸費用を十分に賄うことができています。
さらに東北大学、とくに地学専攻では、大学院生への支援が大変充実しています。例えばグローバルCOEに選ばれいるので、学会参加や実験出張の際の旅費支援はもちろんのこと、選抜された大学院生は支援を受けられます。また、大学の国際高等研究教育院には修士課程や博士課程の学生を支援する制度があり、私は当院から学費相当の奨学金をもらっています。
このように東北大学は他の大学と比べ大学院生を支援する制度が充実しているため、安心して研究に打ち込むことができる環境が整っているといえるでしょう。

佐々木 達

グローバルな視点で
地域の多様性を研究しています。

佐々木 達

地圏環境科学科は多岐な分野にまたがっており、私が所属している環境地理学講座もその一分野です。みなさんは「地理」ときくと、○○の国の自然、気候、人口というイメージを思い浮かべるかもしれませんね。しかし、地理学は、自然と人間との関わりを総合的に考察する学問といわれています。
私は地理学教室の中で人文地理学を専攻していますが、地域の多様性の仕組みやその重要性を人間の生活様式や働き方から研究しています。ヒト・モノ・カネが国境を越えて、地球規模で移動している今日、グローバルな視点とローカルな視点と両方から見ていかなければならない問題がたくさんあります。
今これを読んでいるそこの君! 一緒に地理学を勉強してみませんか?

内田 智子

地球の歴史を解明することは
ロマンにあふれています。

内田 智子

地圏環境学科では、主に過去の地球を対象に幅広く研究しています。
地球の歴史を一つ一つ解明していくことは、ロマンにあふれ、ワクワクするものです。そして意外にも、過去の地球を知ることは、未来の地球を知る手掛かりともなります。
私の場合は、過去の太陽について研究していますが、このことは現在の地球温暖化問題とも関係しています。この他にも、大学では色々意外な研究をしています。
興味があれば,気軽に遊びに来てください。

鈴木 啓明

地震災害の防止へ役立つ
基礎研究に取り組んでいます。

鈴木 啓明

私は今、北海道の十勝平野で、地震を起こす断層の活動と川の流れの変化について調べています。
自然現象を相手に、これまで学んだことを総動員して考えることは、単純ではなく、パズルを解くような面白さがあります。野外に出て地層や地形を観察する機会も多くあります。
地層の観察に入学当初は興味のなかった私ですが、やってみて、少しずつわかってくると面白く、今では楽しみながらやっています。日本のような変動帯での地形・地質の研究は、地震・活断層との関わりが強く、今後の地震災害を防ぐ上で、基礎になる研究でもあります。

前野 深

心の底から面白い!
と感じる瞬間が必ずあります。

前野 深

地球の中で何が起こっているのか? どうして火山は噴火するのか? 誰もが疑問に思っている地球のこと、誰も知らない地球の素顔に真正面から迫れるのが地球科学の魅力です。
4年生で配属された研究室では、世界第一線の研究を肌で感じることになると思いますが、そこから学ぶものは計り知れません。そして、ぜひフィールドに出て生の岩石や地層を楽しんでください。ただ眺めてるだけでも、リラックス効果があるのでは?
4年間はあっという間ですが、心の底から面白い! 面白そう! と感じる瞬間は必ずあるはずですので、そんな時はとことん地球科学を楽しんでください.

長井 千里

今、何をしたいかわからなくとも、
学んでいくうちにはっきりします。

長井 千里

ふだん何気なく歩いている地面は、複雑な歴史を持って今の形を取っています。地球科学系では、地球の誕生から現在に至る歴史を、ミクロ・マクロな観点から探る研究を行っています。美しい結晶や荒々しい山々など、興味の対象は人によって異なりますが、自分の好きなものを選んで研究していくことが可能です。
研究室に配属する前に、野外実習や室内実験などの研究方法を一通り経験する機会が設けられているため、今は何をしたいかはっきりしなくても、実習を通じて自分の好きなものを見つけ、積極的に研究に取り組んで下さい。

丸山

なぜ?の疑問が、
また新しい研究の一歩につながります。

丸山 美帆子

地球そのものを興味の対象としているのが、地球惑星物質科学科です。みなさんは地球と聞いて、何を想像しますか? 環境問題、地質調査、地震、火山….イメージは人それぞれでしょう。私の場合は、日々“結晶”を作っています!
結晶と聞くと、雪の結晶や水晶を思い出すかもしれませんね。美しく、規則正しい形…。なぜ,こんな形になるのだろう? その形には意味があります。地球の秘密が、結晶の形に隠されているのです。実験を重ねて、その秘密を解き明かした時は、本当にわくわくします。
「なぜだろう? 」「どうしてだろう? 」次の疑問が、また新しい一歩につながっていくのです。地球には、まだまだ分からないことがたくさんあります。新しい秘密の答えを、一緒に見つけてみませんか?