研究グループ一覧

生物事変・生物進化学グループ

教授 海保 邦夫 微古生物学、生物絶滅事変学、古海洋学
准教授 佐々木 理
(総合学術博物館)
古生物学、微化石形態学

地球と生命の進化とカタストロフィックイベント

地球と生命の進化とカタストロフィックイベント

生命の進化は決して単調なものではありませんでした。過去5億年の間には6回にわたる生物大量絶滅事変が起こっています。海保教授らによって得られた白亜紀と第三紀の境界で化石群集、バイオマーカー、炭素・酸素同位体組成などの分析結果を左図に示します。小惑星の地球への衝突、大量絶滅、および生物 生産量の停止が同時に起きたことを示しています。大量絶滅事変からの回復過程は生物圏の復元能力を探る実験ともみなすことができ、大変興味深いものがあり ます。

地質と化石からプレート運動の歴史を探る

プレートは年数cmの速度で運動していますが、1億年のタイムスケールでは、数千kmも移動します。大陸は分裂してその間には海洋性のリソスフェア が成長し、大陸同士は衝突して大山脈を形成します。永広教授らは世界各地の地質やアンモナイト化石を調査し、古生代末期の大陸と海洋の配置を復元しまし た。それは現在とは大変異なっています。

海洋性プレートは海溝から沈みこみ、大陸縁辺には海溝付加体が形成され、やがてそれは大陸地殻に生まれ変わります(図2)。その過程で地下数10kmから変成された岩石が上昇して来ます。そのような現象は遅澤講師によって研究されています。

情報の宝庫総合学術博物館

情報の宝庫総合学術博物館

東北大学総合学術博物館には、開学以来収集されてきた200万点を越える学術標本が保管され、その一部は理学部自然史標本館に展示され、常時見学で きます。整理された化石・鉱物・岩石などの標本は自然界の『マップ』のようなもので、その威力は巧妙に元素を配列した周期律表のようなものです。標本類は 絶えずデータベース化され、学内外の利用に供されています。http://webdb2.museum.tohoku.ac.jp/data_base /index.htm

情報の宝庫総合学術博物館

我々の日常生活は干潟・浅海域の環境と深くかかわっています。佐藤助教は貝類の微細成長縞にもとづく現生・化石二枚貝類の生活史の研究のほか、長崎県有明海・諫早湾の干拓事業に伴う潮止め後の貝類群集の変化を研究しています。