研究グループ一覧

地殻化学グループ

http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/geo/
教授 辻森 樹
(東北アジア研究センター)
准教授 平野 直人
(東北アジア研究センター)
海洋プレートの発達過程、プチスポット火山
助教 後藤 章夫
(東北アジア研究センター)
マグマのレオロジー、噴火現象の物理学
助教 宮本 毅
(東北アジア研究センター)
火山形成発達史、マグマ過程の岩石学

東北アジア地域の岩石地質学

東北アジア地域の岩石地質学ポボロートヌイ岬のチャート・緑色岩複合岩体。
ロシア極東タイガノス半島における1995年調査にて

東北アジア地域は、日本列島と同様に環太平洋造山帯に属するので、地質や岩石に多くの共通点があります。数億年間にわたる日本列島形成の歴史を知るには、既に多くが失われている過去の地質を復元するために隣接する東北アジア地域の調査研究が不可欠です。私たちは特にオフィオライトや緑色岩など過去の海洋地殻の岩石が陸上に露出している部分を研究することによって、日本を含む東北アジア地域の地質構造とプレート運動やマントル・プルーム活動の歴史を明らかにして、我々の国土の成り立ちに関する知識を深めるとともに、これからの資源開発や災害軽減に役立てたいと思います。

東北アジア地域の火山活動と人間社会

東北アジア地域の火山活動と人間社会

東北アジアには日本、カムチャッカや千島ばかりでなく、古来より文明の花開いた中国や朝鮮にもいくつかの活動的な火山があります。
私たちは、その中でも北朝鮮と中国との国境に位置する白頭山に、今、特に注目しています。
この火山は10世紀、過去2000年間で世界最大級の火山爆発をおこしたことが地質学的に明らかにされています。
この活動によって当時中国東北部から朝鮮半島にかけて栄えていた「渤海王国」が滅亡し「遼王朝」に政権交代をもたらした、と言う説が提案されています。
しかし、その詳細な研究は行われておりません。
私たちは「10世紀噴火」の特徴と経緯の解明、そして「王朝変遷に対する影響」の存否に焦点を絞り、中国や朝鮮の人文系研究者とともに分野の壁をこえた国際共同研究を始めています。

火山噴火のダイナミックス

火山噴火のダイナミックス

火山噴火は簡単に言えばマグマが地表に到達する現象ですが、その過程や、結果として起こる様々な表面現象は、まだ十分に理解されているとは言えません。
私たちは「何が起こったか」を知るための地質調査や分析だけでなく、「何が起こっているか」を知るための観測や模擬実験、さらにはそのための新しい技術開発も行っています。

プチスポット火山と海洋プレートの発達過程

プチスポット火山と海洋プレートの発達過程

火山の噴火や巨大地震の発生など地球の主な地学現象は、地球表面を覆ういくつかの岩盤(プレート)どうしが移動することによって生じます。
このプレートの動きを捉えるため、野外調査や深海底調査を行い、火山の分布や活動史およびマグマ組成を研究しています。
2006年に三陸沖で発見された地球上の新種の火山(プチスポット火山)の成因解明にも取り組んでいます。